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さらに、実際の施工は土木工事、型枠工事、鉄筋工事、コンクリート打設工事……と職種 ごとに何百もの業者に発注しておこなわれていくが、その段階でも、中間に入る業者は何割 かずっの利益を確保しながら下請けへと工事を発注していくことになる。 そして、売り主が大手のメーカーであればあるほど、この仕組みは複雑になり、巨大化し ていく。こうして建設業界独特の、ピラミッド状の山ができあがっていくのだ。しかし、こ のピラミッドが大きくなればなるほど、仲介料はかさみ、販売価格は割高となっていく。 この仕組みは〃重層下請け制度″とよばれ、建設コスト低減の障害となっている。日本の 住宅価格が諸外国にくらべて異常に高いのは、こうした点にも大きな原因があるといえる。 マンションの販売価格が、現在下降の一途をたどっていることは先ほども申し上げたとお りだが、大手建設会社の利潤はそれほど低下していない。では、そのしわ寄せはいったいど こにいくのだろうか? 昨年ごろから、中小の建設会社の倒産や、賃金の不払いによるトラブルの話をよく耳にす るようになってきた。これは、元請け業者が販売価格の低下にもかかわらず、以前と同程度 の利益を確保しようとしているためだといえる。 つまり、低価格のしわ寄せは、すべて下請け業者にまわってしまうわけだ。単独で仕事を蛾